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 フォーラム21の例会や研究会などの活動内容を紹介します。


 第40回例会


■日時:2006年10月11日(水) 18:00〜


■会場:中電若竹クラブ


■講演:「シリアの電力」
   講師:名古屋工業大学 留学生 アルヘルワニ・アムジャドさん


■内容
・はじめに、シリアの歴史・変遷について、紀元前から現在に至るまで、詳しくお話いただいた。
・電圧階級は、400kV、230kV、66kV、20kV、400V
・高い人口増加(93年3.36%)と経済成長(90〜93年平均8.4%)により、電力不足が生じている。
・首都ダマスカスにおいて、1日5〜6時間の計画停電が行われている。
・火力発電所が主体であり、大きな発電所は日本の技術・資本で建設されている。若干水力発電所もある。
・地中海周辺国は、電力融通を行っている。
・自然エネルギーの導入も行っており、その約半数は風力発電設備である。
・後半は、シリアの産業や文化、建築などについてお話いただいた。


■感想
 恥ずかしながら、シリアについては、ほとんどイメージがありませんでしたが、歴史や文化などを詳しく説明していただいたので、大変勉強になりました。遺跡などが多く、歴史の深さに驚きました。
 発電所の建設では、日本の援助がかなり行われていることも初めて知りました。シリアの発展に日本の技術が生かされていることを大変うれしく思います。
 中国やインドなどと同様に、人口増加、経済成長が著しいようです。地球温暖化防止のために、日本を含めた先進国の技術が生かされることを望みます。
 ライトパーティーではアムジャドさんとお話しましたが大変まじめな好青年でした。イスラム教徒の方とはじめてお話をしましたので、一夫多妻のことなど、しつこく質問してしまい、大変失礼いたしました。
 大変有意義な例会でした。

以 上

                       (報告者:(株)トーエネック 伊藤 公一)
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