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 フォーラム21メンバーが参加した講習会や展示会などの内容を紹介します。


 平成16年度電気設備学会国際ワークショップ 参加体験談

報告者:殷耀晨(トーエネック)

日時:平成16年9月9日
場所:関西大学100周年記念会館2階
司会:学会国際委員会委員長 高橋 健彦(関東学院大学教授)
座長:古田雅久(株式会社関電工)


経済の国際化が進んでいる中で、学術面の国際交流も自然の流れです。電気設備学会の国際ワークショップは今回2回目になりますが、筆者は始めての参加です。発表に先立ち、星野会長が挨拶され、高橋国際委員長がワークショップ開催の目的及び企画・準備などについて説明がありました。特に一つの目的は日本の技術者に国際会議の雰囲気に慣れさせることでした。電気設備学会として国際交流を非常に重視している姿勢が感じ取れます。
今回のワークショップの発表は高度な現代社会の電気利用の諸問題を反映して、雷害の防止や電源品質に関する内容が大半占めていました。筆者の発表はトランスの発熱による温度上昇の抑制に関するもので、電気利用ではよく問題となるとは言え、場違いではないかと心配していましたが、皆さんに熱心に耳を傾けて頂き、質問も受け、大変安心しました。
発表者は英語を母国語とする方が少なく、発音が聞き取りにくいところはどうしても避けられませんが、その分易しい言葉を使うため、発表内容は特に問題なく伝わったように思います。質疑応答も的確に行われていました。学術交流は伝える内容が理路整然であれば言葉の障害を乗り越えることができると確信しました。今後もこうした交流が続けられていくことを望みます。


  以 上

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