フォーラム21メンバーが参加した講習会や展示会などの内容を紹介します。 | ||
「電気設備におけるリニューアルの計画と施工」講習会 参加報告 日 時:2002年3月20日(水) 場 所:厚生年金会館 内 容: (1)「リニューアルの計画と設計」(日建設計東京 関氏) <内容> ・ 日建におけるリニューアル件数は30%以上、金額で20%以上である。 ・ 鉄筋コンクリートの50%残存率(50%が壊される時期)は約35年である。 ・ 新築の価格は約80万円/坪、リニューアルの価格は約40万円/坪である。 ・ 名古屋は東京や大阪に比べて人口や、テナントの賃料が比較的安定している。 ・ 3000m2以上の建物はビル管法で管理対象となっているので、それ以下の建物をフォローすることが必要である。 ・ 国の機関ではリニューアルを「リノベーション」といっている。 ・ コミッショニング(性能検証)がこれから大事である。 (2)「電源設備のリニューアル(計画編)」(三菱電機 早丸氏) <内容> ・ 最近のニーズは、コンパクト化、メンテ費縮小、延命化、24時間リモート監視、環境対応(SF6不使用)である。 ・ 寿命に関する用語がたくさんあり、整理が必要である。(電気学会技術報告831号に講師が参加してとりまとめたものがある。) ・ LCCでのコスト比較が提案には重要である。(今取り替えるのと使い続けるのとでどちらが得かということ) ・ メーカーとしては、すぐに製品取替えを進めるchange-neerや、技術的質問に感で答えるkan-gineerではいけない。Engineerであるべきと思う。 (3)「電源設備のリニューアル(施工編)」(トーエネック 横川氏) <内容> ・ 最近のリニューアル要因には、耐震性能強化、電源信頼度強化、システムのオープン化などがある。 ・ 顧客への提案は数例作成し、顧客が選択できるようにすることが必要である。選択肢がないと押し付けになってしまう。ただし複数選択肢の中に、提案者としてのお勧め案を決めておくことが大切である。 ・ 概算金額(イニシャルコスト)が載っていないものは提案書とは呼ばない。 ・ 施工面では、現場に必ず「生きた部分」と「死んだ部分」が共存するため、勘違いによる事故をなくすようにしなければならない。 ・ リニューアルの工事計画において、最大のポイントは停電時期の設定である。 ・ PCB使用機器は、使用者が保管することになっているため、そのスペースの検討も必要である。 ・ 日本では中間季には空調用熱需要が少なくなるため、CGSはプロセスでの熱需要がないと、採算が取れないと思う。 ・ (質問に対して)新築の受変電設備は15,000〜17,000円であるが、リニューアルはさらに高価であると思う。 報告者:小林 浩(トーエネック) 以 上 |
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